2018/06/04

1963年生まれケツを割って帰る。

リサイクルプラの再生工場を辞めなかった者は1年間 遠く離れた工場で 応援という形でそのまま務める事ができるようになったらしいが 僕はそれは ホテルのバイトの勤務に支障をきたすので はなから辞めるつもりでした。

そして 数人で面接にいった自動車の部品をつくる会社に行ったのですが、ここは 十数年務めてるパートのおばちゃんとか 社員がいますから上下関係は当然ありますので 前みたいな気持ちで働く事はできませんし、自分の意見も通りません。
仕事内容は単純といえば単純なんですけど スピードが求められます。
最初のうちは 慣れないので数をこなすことが出来ませんでしたが段々と慣れてくると数がどんどん増えます。
作業自体は難しくはないが スピードを要求される。
あと 手が腱鞘炎になりやすい。
性格とかによると 思うんですが 僕みたいに 人に負けたくないという気持ちでやってると たしかに仕事は慣れて数が増えてくるんですけど まわりの社員をみてると 数を制限してるように見えてきました。たしかに作業の遅い人もいましたが そうでない人はやり過ぎると仕事が増えるのである程度調整してるようです。
最初は、必死でやってましたけど ひと月もするとまぁ 普通にできる様になり もともと動作の遅い社員が 時間内にできそうにない時は 手伝いをしてました。
これは 仇となってかえってきます。

工場が2箇所あって 本工場と副工場では 本工場にいれば 日勤のみで単純に数をこなしていけばよかったのですが 副工場では2交替勤務になり 作業がちょっと複雑になります。当然 数もこなさなければならないのですが ここも慣れればやっていけそうです。
ある日、辞令が出て 副工場に行くようになりました。リサイクルプラの工場からきた仲間ひとりも一緒に行くことになったので 心強いですが ここの夜勤の責任者というかたぶん役職がついてたと思うんですけど この責任者に問題があります。
まずは、仕事に行った時に 「おはようございます」とか あいさつしても 下向き加減で返事もしない。それは 全ての作業員に対してそうです。
責任者には不適合と思った。
みんな自由勝手になってたのは この人のせいだとすぐにわかる。
そして 作業がはじまる前に どこの作業をするとか指示があるはずなんですけど 一冊のノートに書いてあって 各自そのノートを見て作業にとりかかるようになってました。
そのノートは その責任者が書いてるものです。

作業中は、工場の隅っこのほうでその責任者が ひとりもしくは 女の子ひとりと作業をしてて 他の作業に目を配る事は全くしません。
途中 休憩時間があるのですが 10分の休憩時間のはずが 夜勤の時は 30分以上 ひどいときは1時間くらい作業をしません。新人だけが 時間をまもってやってました。
それにたいして 責任者は 隅っこのほうにいて休憩所にはもどってきませんから 注意もしないし 知っててもなにも言わないという人でした。

年令的には 僕より年下なので30代だと思うんですけど この会社にはいって長いので責任者になってるのだと聞きました。噂ではこの人うつ病と聞きましたけど。

ある日、僕はその人に怒りが爆発してしまいます。ノートを見てその日の仕事をちゃんとしてたんですけど 責任者が間違ってたらしく めずらしく作業中に近寄ってきて初めて口頭で指示を受けました。作業がはじまる前に口頭でみんなに指示すれば防げた事なんです。 すでにノートに書かれてた作業は進めていたのに やり直してくれと言ってきたから 口論になりました。はじめる前に みんなの前に顔を出してなんで説明しないのかとか そんな感じだったと思います。改めないようなら 自分は今日はもう作業をやめて帰るし このような作業場では働けないといって 途中から帰りました。
仕事を途中から投げ出して帰った」とかいうのは 今迄やったことなかった初めての事でした。「ケツを割って帰る」という事です。

翌日、本工場の工場長などに呼び出されて事情を聞かれました。
すべて 夜勤の状況を包み隠さず 話しましたし 責任者の事も話しました。工場長はその事実を全く知らなかったようで 課長や係長などを集めて会議をしたようです。
僕は、長年働いてきたその責任者やそのまわりでサボって働いていた人達からの恨みをかったようなものですが ダメなものはダメだとしないと 真面目に働いているものがかわいそうだし 長年働いてるだけで責任者にして 決めた工場長に問いかけました。

工場長は 彼の事をかばう事もしませんでした。そのあと数日間 僕は日勤の仕事を与えられやってましたけど 工場長には 僕ひとりのために夜勤の作業者の輪を壊すと仕事にも差し支えるので 僕はここで働くのはムリだから数日後には辞めると言っておきました。

その数日のあいだに 工場長をふくめ係長クラスの人が夜勤の実態とその責任者の事を 調べていたようで 僕の言ったことが本当の事だとわかったときに 工場長が頭をさげて謝りに来たんですが 辞める気持ちは変わりせん。最初に日勤の時に働いてた時 仕事を教えてくれた人が 毎日とっかえひっかえ 休憩時間に僕のところにきて なんの用だろうと思ってたんですが 本工場にもどって一緒に働こうと言ってきます。 
なんで あなたが言ってくるんですか?みたいな ほとんど会話もしたことない社員が帰りに駐車場で待ってて言ってくる事もありました。駐車場は 本工場と副工場は別の離れた位置にあるので 待ち伏せてたのは間違いないと思います。
工場長の指示かとも 思いましたが もう気持ちが離れたから僕には受入は無理でした。

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