2018/04/26

1963年生まれ30歳別れ


離婚を決意した瞬間、娘の事だけ考えました。
しかし、育てるには 女の子でまだ 小学生です。そして 仕事が出張ばかりだったのでいつもひとりになる。
自分の親に頼るわけにもいかない。社長にも色々相談して 子供がパパと暮らすといえば…その時のことも決めてました。

女の子というのが 僕のほうにきたら あまりにもかわいそうだとも 思いました。洋服をかわいくしてあげれないし髪を結んだりもしてあげれない。まして、なにか行事があったりしてもうまくやってあげれない。そして第二成長期にはいったら女の子なので対処できそうにない。
そんな事もよぎりました。
ここは 養育費を払って 母親と一緒に居るのが娘にとっては いいとは思いはじめました。
しかし、娘は小学3年生で パパを思い 「パパと一緒に行きたいけど、おかあさんがかわいそうだからおかあさんと居る」そう言ってくれました。
たぶん、精一杯、気を使って言ってくれたのだと思います。娘には謝るしか出来ませんでした。 

荷物を取りに行ったとき、必要なものは洋服や着替えくらいだったんですけど 他のものは子供も使うので、全部置いていくといいましたが、大事にしてたステレオなんかは邪魔になるという事なので もたされます。
以前は 古い洋服ダンスだったのですが いつのまにか大きなクローゼット風のタンスに買い換えてあって 開けてみるとハンガーの9割がたは 嫁のもので1割程度に子供と自分の服が掛かってました。
ある程度、荷物をまとめて箱に入れられてましたので積込は早かったです。
娘が自分が使ってた14インチのテレビをパパにあげると。
いよいよ、荷物も積込がおわり 娘がおかあさんの見えないところで涙をいっぱいにして飛びついてきました。
この絵描きおわって、どれだけかわいそうな事をしたのか想いがよぎって
涙が出ました。
抱きしめて、かける言葉もゴメンとしか言えなかったけど もう涙が止まらなかったです。
離婚する事は 僕はなにも話してないけど 母親がいいように言って聞かせたんだと思います。
どんなふうにおとうさんのことを話したのかはわかりませんが、自分が不利になることは言ってないでしょう。

そこに嫁の姉が現れて、18になるまで養育費はちゃんと送ってやってと言いに来ましたけど、娘との別れがあまりにも大きな出来事でした。
この姉も、うちの団地の上の階に住んでて曲者でしたし 嫁もよく愚痴ってましたがやはり、姉妹なのでこういうときはタッグを組むでしょう。
旦那さんやおとうさんが亡くなったとき、その他諸々 やってもらったことは忘れたのかって言いたかったくらいです。

家を出て、社長の家で荷物の整理をしていると嫁が詰めた段ボールの箱をあけてみると あれだけあった写真の一部 僕だけが写ってる写真と娘と写ってる写真 そして切り離された僕の写真がはいってました。 
 当時、考えてた事を思い出すと、養育費は毎月子供のために送るが あの女が自分のために使う事は許せない→でも仕方ない。
娘がもし、パパに着いてきたら育てるのはどうしようか→なんとかがんばるしかない
ひとりになったからといって、奥さんがいないとダメねなんて他人に言われたくない。
(片付けや身なりや 若さなど)
僕が ひとりで暮らしてたアパートに突然 来て急に結婚する事になり10年ほど だいたいすべての事を言いなりなって過ごしてきて、最後はどこにも行くとこがないのをわかってて言った「出て行って欲しい」の言葉。
別れた事を後悔させてやりたい。そんなことを考えてました。
娘には 大変申し訳ない事になったと 反省しましたが あとには戻れません。

その二日後、僕は山陽地方の出張で仕事に行ってました。社長の家に寝泊まりするのもできるだけ少なくしたかったので希望して出張に行かせてもらったわけです。
当時、ポケベルを持ってましたのでポケベルに 家だったところから連絡がありました。
実はこれは2代目のポケベルでその前は数字だけのポケベル持ってましたけど、
県外に行くと使えなかったのでNEXTとかいう最新のものに変えたばかりでした。
娘からだと思ってすぐに 電話をかけたら あの女の友達(あったことある人)が出て、「考え直して戻ってきてあげて」と言われます。その友達は頼まれてポケベルを鳴らしたようでしたが、もう僕の心は代わりません。
出張から帰ると、うちの実家や社長にも相談に来てたらしいけど もう誰も離婚を止める人は居なかったです。居たとしたら事情をしらない人でしょう。

その後、娘にはどうしても会いたくて 電話で会話した事と 娘の誕生日にカラオケに一緒に行った事が1回だけあります。
一方的に僕のほうからみた事しかわからないし はっきり理由も聞いてないから僕におおいに非があるのかもしれません。ただ 振り返ってみると 望み通りにやってきたし、まぁ不満と推測される事は回数は無理でしたが 
あの時 無理に戻ってたとしてもいつかは この結果になっただろうと推測されます。
パパとおかあさん ふたりが円満にしてないと娘も小さいながらに察知し 結局は悲しい思いをさせたとなると胸が痛いけど 
僕は娘に申し訳ない気持ちと一緒にこの先もずっと時が止まったまま 娘に恋い焦がれていくでしょう。

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