2018/03/30

1963年生まれ東京で就職そして退職の事


高校出てすぐに就職したわけですが、僕の学校の同級生は90%以上の生徒が就職しました。
入社式のあと、本社で研修が行われ数日間 同期の者と楽しく過ごします。そのときの寮は千葉県の船橋市にあったので毎日 通勤電車にゆられ 配属が決まるまで見るのも体験するのもはじめてのものばかりで楽しかったです。

地方から出てきた者どおしは なぜかみんな仲良く団結していたというか 行動もいつも一緒でした。関東近辺の者は休みになると家に帰るし、通勤してた者はなじめなかったようです。
地方出身者は、まぁ研修の間は生活も一緒だったし 通勤も一緒なのでそうなったのかもしれません。
ほとんどが 初めての集団生活でもありましたので食事も風呂もいつも一緒です。ただ 風呂はせいぜい3人くらいしか入れない狭い風呂場だったのですが いつも4~5人ではいってました。
地方出身者はいつも行動を共にし、夜、街で補導された事もあった。
見た目は 高校生だから仕方ない。
そして、配属が決まり2人ずつくらいの振り分けで みんなバラバラになります。寮も変わる者もたくさんいました。自分もそのひとりです。配属先は都内杉並区でしたが 甲州街道がすぐ前を通っており しばらくは夜 音になれるまで時間がかかっています。寮は杉並営業所の2階で 木造のかなり古い建屋だったです。先住者の先輩がひとりいただけで 新入社員2名がはいり3人で過ごすことになります。食事はなく 風呂はひとりしか入れない小さい風呂で 3人で交替で掃除をしてましたが、もうひとりの新入社員は千葉の子だったので 毎週末はいません。

仕事場のほうは、元立川の暴走族だったという先輩と所長にもうひとり事務関係のおじさんがいただけです。
元暴走族だったという先輩は、2つくらい上で この人から結構 かわいがっていただき 立川の自宅にも連れていかれました。
というか 無理やりですけど。
寮の先輩もステレオとか音楽が好きらしく たくさん聞かせてもらいました。新入社員のもうひとりの子は 事務所から ほぼ出ることなく 自分は朝から晩まで 先輩とトラックに乗り 新宿区を回ってます。免許も取って半年も経ってなかったのですが、新宿の街の中を初めて乗るトラックで かなり怖かった記憶があります。
こんなくるま運転したことなかったし、そもそもルームミラーは自分の顔を
みるためについてるのかと 先輩に聞いたことがある。横に乗ってた先輩も怖かっただろうなと思います。
ちなみに この仕事は街の電器屋に製品を納めるルートサービスでした。
あ、初心者マーク描くのわすれてます。
しかし、毎日目新しい事が楽しくてやってましたが、給与が…
レストランのバイトの給与くらいしか もらえなくて 食べるのも外食ばかりなので 到底たりません。
そこは 我慢するしかなかったのですが 高校の担任が様子をうかがいに電話を掛けてきました。
2か月目に入ったときでしたが、寮費をひかれ食事はココは自分でどうにかしないといけない。親にお金が足りず 送ってもらった等 相談したところ 即答 辞めて帰ってこい。次の仕事を探してやる。でした。

そうとう 迷いました。折角東京で就職したのにとか やってみたいこともあったわけで。じゃあ 同期の子も同じだろと思われるでしょうが 船橋の寮は食事がついてるし通勤手当もあります。同じ配属になった彼は 聞いてみると 週末家に帰るから問題ないという返事でした。その後、高校の担任から何度か電話があり わずか2か月ちょい働いて帰る事にしました。

東京の思い出とはこんなもんです。カップラーメンを買おうと手に取ったけど 安い袋ラーメンと交換したこと。朝と夜は食べないとか節約してた事。たしか「いなげや」というスーパー。調べてみると今でもあるし大きくなってる様子

そして大きなイベントがふたつありました。
ひとつ目は 会社主催の新入社員歓迎会という名の フィールドアスレチックと運動会。
これは くせもので パートナーと一緒に行動するという鈍くさい相手になると最悪な催しものでした。
高校の時は運動会とかなかったし、1年以上まともに運動してなかったから 相当こたえた。
上位には賞品があったけど、なにもなし。
何人かで近道したこともバレた。
本社から 久しぶりに同期の者と再会して 楽しい時間もつかの間、アスレチックは 年上の女の人がパートナーになり ふたりでがんばりましたが ビリです。おまけに最後は たわらを担ぎ走らされる罰ゲームまでありました。はっきり覚えてないけど 場所は「向ヶ丘遊園地」だったような名前が残ってます。
フィールドアスレチックとか あったのかどうかわかりませんが、アイドル時代の「堤大二郎サイン会」をやってました。

もうひとつがイベントというほどでもないですが、
杉並の寮(営業所)の近くで放火事件が多発してて 警察の協力をするために 所長の言葉が
「今日からしばらく夜は 警察の方が張り込みをするので君の部屋使うけど、話しかけたりはしないで 普通通りにやってくれ」という事でした。
こんなところに平気で寝るには図太い神経が必要だと思った。警察の仕事もたいへんだなぁと。
しかし、よりによってなんで自分の部屋だけって思ってました。
先輩達は、いい経験ができるのとか茶化されましたが、実際 仕事が終わり部屋に帰ってくると薄暗くした部屋にふたり居ます。帰りはいつも8時以降でしたが 話しかけてはいけないとか言われたわりには 色々と聞かれました。どこから来たのかとか。寝るときも 布団を敷いて寝るのですが 見張ってるふたりが横にいて なかなか寝付けない状態でした。
朝。起きるといません。
これが 1週間近く続きましたが、突然こなくなったので このあと犯人が捕まったのかどうかはしりませんけど
このせいで 朝 何度か寝過ごし 下の営業所から元暴走族の先輩が やってきて蹴られて起こされます。

辞めて帰る事を所長に相談したときは 本社に一度呼ばれて行きましたが 学校からも連絡があったみたいです。 色々 言い訳のような説明を受けましたが ちょっと早すぎる退職でした。

0 件のコメント:

コメントを投稿